【新唐人2013年08月25日付ニュース】8月19日、中国広西チワン族自治区の桂平市“金田ダム”が、豪雨による増水を受け、放水。下流の河川が氾濫し、およそ100人の死者、行方不明者を出しました。当局による事前通知は出されていなかったとのことです。21日と22日、住民1万人が地元政府に対し抗議を行いましたが、警官隊の鎮圧に遭いました。
広西チワン族自治区桂平市金田鎮の被災住民1万人が21日、“我が家を返せ”“真相を返せ”などと書いた横断幕を掲げ、地元鎮政府までデモ行進しました。22日、再び抗議を行った際、警官隊は催涙弾などで住民らを退散させました。
新唐人記者
「21日 デモがありましたか?参加人数は?警察の人数は?」
広西桂平市金田鎮住民 傅さん
「昨日(22日)1万人は居ました。政府は放水の事前通知をしなかったのです。昨日軍用車両50台以上が鎮圧にあたりました」
情報によると、ダムの突然の放水によって、桂平市の金田鎮、紫荆鎮、江口鎮などの複数の村で、数万人が洪水に見舞われました。しかし、当局はこの水害による死者数は一人と報道しました。
新唐人記者
「何人死亡したか?ご存知ですか?」
広西桂平市金田鎮住民 林さん
「私の知り合いだけで十数人死亡しています。知らない人や流された人についてはわかりません」
新唐人記者
「ネット上の情報では、100人以上亡くなったそうです」
広西桂平市金田鎮住民 林さん
「あり得ます。今になっても、政府の救助は何もありません。水を少し配っただけです」
地元住民によると、当局は住民らの連日の抗議を無視しているだけでなく、取材に訪れた記者をも阻止しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/08/23/atext954619.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)